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2007年1月 2日 (火)

『笑う大天使』

見方によっては面白い作品です^^, 2007/1/2

原作の面白さを知ってる人には不満が残る作品です。川原ワールドの持つ「ほわーっとした優しさ、さりげない幸福感、ニヤっとしちゃう笑い」はこの映画にはありません。悪い意味でなく、小田監督は原作の白と黒の点描の世界に、好きな塗り絵を施して色をつけたかったのでしょう。メルヘンっぽいイメージ先行で、『笑うミカエル』=VFXによる映像化しかない!と思って生まれた映画です。

映画としては面白かった。バーチャル表現を優先した『笑うミカエル』に真っ向から対決するかの様な上野樹里の演技。不思議なリアリティを持つ彼女の存在にこの映画は救われてます。オープニングからの史緒の関西弁。モノローグで進んでいく感じは心地良いです。出会い、留学話、ラストエピソードにかけての、兄への妹の切ない気持ちの変化の様は秀逸。猫かぶりしているのは「家族への思いやりであり、さりげない優しさ」であって、原作の持つ雰囲気をうまく醸し出しています。『おかーちゃんが生きていたらああやって怒ってくれたやろううか・・。』 何気ないシーンに、強く生きようとがんばってる反面、はかなく弱い面も持っている史緒の生の感情が伝わってきます。

メイキングの中のある会話。3人が爆発に巻き込まれて吹き飛ばされるシーンの撮影。『あ、爆発って。。どんなですか?炎はでます?熱い?』と必死に確認する上野樹里。撮影スタッフはそこまで考えておらず答えに困ってしまう。何もない現場で熱や風を感じようとする彼女の演技への姿勢に好感が持てます。VFXと役者の演技の対比、そういう観点でこの映画をみると面白いかも。

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